6月3日 野尻川・滝谷川釣行

 初めての野尻川はどこから手をつけたら良いか全く判らずに終わった

野尻川
野尻川本流と玉川の出会い

社から帰り、したくも早々に10時半過ぎ家を出た。スナフキンさんと会津方面へ2泊3日、久々の遠征だ。目指すは前々から気になっている野尻川。数年前に訪れたがその時は魚影すら見えず惨敗に終わっていた。もともとどの辺が良いポイントなのか解からず手探りの釣行なのだが、支流も多い野尻川なのであちこち歩けば何とかなるだろうと思うのだが・・・。前回のいやーな経験からスナフキンさんは良い顔しなかったけどそこはまあ・・永い付き合いで(^^;途中、食料と肝心の飲み物を購入し現地に着いたのは午前2時過ぎ。野営場所を探し右往左往した結果、入漁券販売所のある野尻川本流と玉川との合流近く昭和村役場の駐車場の端っこをお借りする(勝手におかりしましたゴメンナさい)ことに決定。とりあえずお湯を沸かして大好きな角瓶のキャップを開けた。今回の出陣は、ブログで大々的に発表しちゃったのでプレッシャーがウィスキーの量をはかどせる(なんちゃって・・。ただののんべえでした)しっかり携帯も通じるので、ブログに書き込み。「応援してね」ってかいたら早速応援の書き込みをいただいたりして、結局さらにプレッシャー(笑)今回、大好きな焚き火の準備をすっかり忘れて寒さに凍えて早々と就寝となった。

ニンフ
フタマタマダラとグマガトビケラ

朝、入漁券を買いながら入渓ポイントを聞いてくることに。入漁券をもったスナフキンさんが戻ってきた。「どこが良いって言ってた?」「そんなこと聞かれたってわかんねえ。本流は水少ないから支流でも行けばって言われた・・」とスナフキンさんの返事。なんだよそりゃ・・。とりあえず支流の玉川を釣ることにした。本流との合流あたりから釣りはじめたが、さっぱり反応がない。何台かの車(関東ナンバー)が玉川上流をめざして駆け抜けてゆく。「うーん、上流がいいのかしらん」へそ曲がりなOwnerは、下流に移動することにした。大きな漁協の看板が立っているあたりなら魚がいるはずだ。「入漁券を買わないと釣りしてだめだぞ!」って大きく書いてあるので絶対釣れる筈だ。だって入漁券買ったんだからね。意気揚々と釣り始めた。小さなカワゲラが無数ハッチしているがライズらしきものはない。まあのんびり釣り上がろう。時間はたっぷりあるしね。・・・しかし、さっぱり反応はなく時間ばかりが過ぎてゆく。これじゃあいくら時間があっても足りないぞ・・。またしても移動、本流筋を行ったりきたりしたあげく少し上流部に向かうことにした。上流に向かう途中、なにやらアナウンスが聞こえてきた。防災放送のスピーカらしい。「今朝早朝、村内の**さんが山菜取りに入山したところ熊に襲われて大怪我をしました・・・・十分注意してください・・」「げっ!」注意しろとか言われても今夜も野営の予定だし、思わずスナフキンさんと顔を見合わせる。まあ、山に入るわけじゃあないし気を取り直して入渓。なかなか感じの良い流れ。

玉川
玉川最上流部を釣るOwner

今度は大丈夫だろう。ここぞというポイントをしっかり責めるがやっぱり反応がない。魚影すら見られない「いったいどうなってるんじゃ!」また移動かい。川から上がろうとした時足元をヤマメが走った。「あら、いるじゃないか・・」なんとかいることは確認したけどたいしたサイズじゃないしもう少し上流に移動してみよう。足元を良く見るとものすごい数の川虫が見える。ランディングネットですくってみると、お腹が真っ赤かのフタマタマダラカゲロウとグマガトビゲラのラーバが一杯入った。これだけ水生昆虫がいるならもっと魚がいてもよさそうなのになあ。さらに上流に移動した。お、釣り人発見。おお、今度こそ。少し下流から入渓。さっそくスナフキンさんのフライにヤマメがアタック。残念ながらフッキングしなかったがいるにはいるらしい。でも今回のターゲットはイワナ。「イワナが釣りたいよお」結局魚影もそれっきり。そこに一台の4輪駆動車がやってきた。「入漁券あるかい?」「ありますよホラ」ベストの背中に下がったそれを見せると「ちゃんと日付入ってるか?」「入ってますって」そういうと「ここは釣れねえべ」「今、一匹出ました」「ヤマメだべ、ここじゃ釣れねえよ」ブツブツいいながら立ち去ろうとした彼を捕まえ情報を聞いてみる「本流はどの辺が釣れるんですか?」「本流?本流はダメだ。水害やらで護岸したりして魚隠れるとこ全然ないから魚いねえよ」「えー!じゃあどの辺が釣れんのさ?」「支流の玉川ぐらいかな。ここのもう少し上流も人が入ってなきゃ釣れると思うけどな」はっきり言って、かなりショック。というかかなりムカツク。「もう野尻はやめるか・・・」その後、玉川のずっと上流に向った。

ヤマメ
やっとのことで玉川最上流部のヤマメ

こは浅い堰堤に区切られたポイントでイブニングでもあれば小型ヤマメと遊べる感じのポイント。少し釣ってみようか、少し下流に移動してみるとおや?なかなかいい感じのポイントじゃないか。入ると早速魚影が走る。「おお、いるいる」スナフキンさんにヤマメがHIT。若干20cmくらいだが期待が持てそう。さらになかなか良いサイズがアタックする。Ownerにもいいサイズがアタック。「おお、やった」とおもったら痛恨のバラシ(涙)残念ながらこの区間はほんのちょっとの距離。なにやら悲しくなってくる。イブニングは柳津町の西山温泉を流れる滝谷川を釣ることにした。その後西山温泉のせいざん壮で汗を流し明日に備えることにする。滝谷川の上流部に入る。なにやら良くわからない碑がたっているが何の碑なんだろう?釣り支度をしているとバイクに乗ったおじいさんが近寄ってきた。「いやいや、この辺カワウが来て魚みんな喰っちまったから魚全然いねえぞ。」「えっ!またカワウですか」「明日の朝、鮎の放流なんだが、放流したらすぐ喰われちまうべなあ・・」そんなにカワウの被害すごいんだ。

フライ
なんというカゲロウだろう?

改めて痛感したが、そこは能天気なOwner。「全然いないってことは、2、3匹はいるってことだな」なんの根拠もない訳のわからない言葉を吐き川原に下りた。結構川幅もあることから、ロッドを今まで使っていたULTRAFINEの#2に変えてPM10の#4にセッティングした。硬くて#5ラインもストレスなく振れるこのロッドは釣り味には若干かけるが仕入れたばかりなので少しは使ってやらにゃ。荒瀬の尻からの流れ込み、左側に大きなテトラが入り深く太い流れが20mほど続くポイント。流れ込みにフライを落とすと体を反転させて大きなイワナが出た。「おお、でかい・・」流れに乗って下流に下った。ロッドをたててブレーキをかけるとそいつは足元のテトラに入り込もうとする。必至に絶えると、ガン、ガン、ガンと激しい引きとともにフライが外れた・・。「あああ〜!」今日一番の大物が消えていった・・・。(涙)燃え尽きた心身を西山温泉の「せいざん壮」で癒す。「せいざん荘」は、湯量豊富な西山温泉の中にあり大浴場・露天風呂・名物のそばを味わえる食堂・休憩室をはじめ、宴会ができる大広間もある村営の施設。村外者300円で入浴できる大変ありがたい温泉施設です。

熊
ここにも熊が・・・(汗;

こ西山温泉の近くには、その天然エネルギーを有効に利用している地熱発電所があります。単機での発電量としては日本第一位の地熱発電所です。と観光案内をしつつ温泉で温まった体を癒しながら明日の予定水無川に向った。水無川の流れの脇でまたしてもグラスを傾けながら明日の釣りに思いを馳せながら眠りについた。

西川地熱発電所
西山地熱発電所