8月17日 桧枝岐川釣行

 アブに負けて桧枝岐へ

焚き火
焚き火があるとホッとする

から弟と会津への遠征釣行である。当初の予定では只見川の支流を釣る予定で深夜、叶津川にテン場を求めた。只見川沿いの国道252号から国道289号に折れると右側に叶津川が見える。ここに工事の案内板が立っていた。「この先道路工事中通行止め」なんと上流部までは通り抜け出来ないらしい。それでも入渓出来るところから入ってみることにして、通行止め箇所付近のスノーシェッドの外側をテン場に決めた。朝、上流を見に行っていた弟が戻ってくるなり「この川はダメだ。工事のせいか川の色が変わってるしプールも澱んで色がおかしい・・。」その言葉に潔く、場所を替える事にした。幸い只見川流域だ支流はたくさんある。まず少し戻って先週釣行した蒲生川に入って見ることにした。前回スキップした中流部を釣ってみることにしたのだが、車を降りるとものすごい数のアブが車に入ってくる。半分あきらめて釣り支度を整え川に下りるが、少し歩くとものすごい数のアブが付きまとってくる。キャストしたあとの手の甲、背中、耳、頬と容赦なく攻撃してくる。この時期の只見はたしかにアブが多いのだが先週とは雲泥の差だ。何箇所も血を吸われ泣く泣く撤退を決定した。さて、どうしようかこの状況はどこに行っても換わらないだろう。ちょっと遠いが思い切って桧枝岐川に移動することにした。この時期の桧枝岐は多分羽蟻の猛攻に遭うと思うがアブよりはまし、さっさと移動することにした。

桧枝岐川C&R
群れるイワナ達わかりますか?

枝岐村に到着。舟岐川出会いの中土合公園のすぐ上に桧枝岐川を挟んでミニ尾瀬公園がある。この公園前がCR区間に設定されているが、水芯も浅く子供達が川遊びしていたりするので、釣欲は湧かないところである。覗いてみるとミニ尾瀬公園に渡る橋の下の浅いプールにイワナが群れている。フライマンが二人(一人は女性)小さな堰堤の落ち込み脇の浅いプールを釣っている。そんなとこより流れの脇の石裏でも流せば一発だろうになあ・・。大きなお世話か(^^;それにしても女性のフライフィッシャー増えてるねえ。少し上流にキリンテと呼ばれる場所がある。尾瀬行きや釣り客などが訪れるキャンプ場がいくつか固まっている場所で、ここに来るといつもお世話になる「かわばたキャンプ場」にむかった。さて母さんいるかなあ?お、いたいた。車を止めて「こんにちわ」「あら〜!しばらくう!」「この前、東京の友達が子供さんつれて家族で着てくれたよ・・」あいかわらず、元気なお母さんだ。そうそう先週末、友達のFuneさんが着ていたのだ。Ownerも合流予定だったのだが、野暮用が出来て合流できなかった。「少し、その辺釣ってくるよ日釣り券ちょうだい」「あいよ、1000円ね」「あ、今晩止めてね」「あいよ!貸切にしてやるよ(笑)」ということで今晩の予約を入れそのまま少し上流に向った。

イワナ
サイズは良いのだが胸鰭が無い(^^;

の下の護岸に車を泊めて入渓する。準備の済んだ弟はすでに川原に立っている。こちらも身支度を整えゆっくりと川原に下りる。と、左岸に立った弟の竿が曲がっている。「さっそくかい」僕は、右側の流れにある大石の裏の反転流にブラックアントパラシュートを落とした。「出た!」一投目からロッドが曲がる。「こりゃあ幸先がいいねえ」結構引きます。流れに乗ってグイグイとティップを引き込みます。ネットに収めると24cmくらいのイワナ。良く見ると胸鰭が擦り切れている。養殖場でもまれて擦り切れたのだろうがなんとも痛々しい。二投目はそのすぐ上のポイント流芯に大石が沈んでいる。流芯の脇のゆるい流れ流すと「出た!」「おお、サイズアップだ」やはり胸鰭が無い。可哀想だなあ・・。ってそれを釣ってる僕はなんなんだよ。かなり釣り人も入っているので流れから出るのは少なく、小さいポイントの石の裏や岸沿いの石の脇辺りから姿を見せた。なんだかんだいって結局は、小一時間で二桁という結果。ただし釣れた魚すべて、胸鰭の無いイワナだった。去年は放流岩魚に混じって綺麗な地付きのイワナが結構釣れたのだが今年は全く姿を見せない。釣り人が多くおびえているのか、すっかり抜かれてしまったのか・・。

イワナ
これも同じ・・ヒレ無しいわな

とりあえず良い釣りが出来たところで、キャンプ場にもどりテントの準備をすることにした。今年初めてのテント設営。子供達が大きくなってからというものテントを張る回数もめっきり減った。テントサイトの準備を終えて小休止。椅子に座ってまったりしていると、キャンプ場のお父さんが現れた。いつもお父さんと呼んでいるがOwnerよりはずっと若い。「どうもしばらくですう!」「ご無沙汰してました。またお世話になります。」このおとうさんOutdoorの達人である。今日も近くの沢にカジカ捕りにいってきたらしい。「お天気情報です。残念ながら、今夜は雨になりそうです。明日は曇りらしいのでなんとか大丈夫でしょう。今夜が心配だけどね。」「Outdoorだからしょうがないですよ振る時は振るんだもの相手は自然」なんて妙に余裕。イワナたくさん釣ったからかな。(笑)さて、一休みしたところで支流の舟岐川にいってみた。県外ナンバーが何台か泊まっている。キャンプ場を過ぎてさらに上流に進む。

キャンプ
かわばたキャンプ場にてキャンプサイト

沿いに川原に下りると少し大きなプールが現れた。足元を見ると足跡が一杯付いているすでに何人も入っているみたいだ。プールの流芯の左側水の底にイワナを発見。上流に移動しようとする弟を制してアントをキャストするがまるっきり見向きもしない。弟の方をみるとなにやらプールの写真を撮っている。よくよくプールをみると、いるいるイワナが全部で十数尾。二人でプールのイワナと格闘することになった。しかし全くの無反応。じっくり観察すると水面直下を流下するイマージャーか何かを食べているらしい。時折水面上の何かを捕食しているようだ。フライをBWOのソラックスダン#16に変更してキャストすると「出た!」うまく乗りました。「どうだい」弟に自慢しようとした瞬間、足元でバレた(^^;バーブレスだったのをすっかり忘れていた。そのうち雨が降り出してだんだん雨脚も強くなってきた。こういう沢では鉄砲水が怖い。上流に向っていた弟も引き返してきた。リスクは少ないうちに回避するのがOwnerのモットーである。

は止みそうに無かったが本流のCR区間でイブニングを狙うことにした。レインウェアを着込み川原に下りる。流れのなか、大石回り、流れの岸、小さな分流。ここぞというポイントはどこでも出てくる。25cm〜28cmくらいのイワナがワンキャストワンフィッシュ状態。写真を撮る気力も無く釣りまくる。すでに二桁を超えている。もう何匹釣ったか覚えていないが弟にヒレピンの綺麗な25cmくらいの幅広ヤマメがヒット。「ヤマメもいるんだなあ・・。」

イワナ
イブニングのCR区間のイワナ

そういえば昔、この上流でヤマメを釣ったことがあったっけ。僕には一匹だけ、尺オーバーのイワナがヒットした。流芯脇を流したフライに反転したそいつは流芯に突っ込んでいく、Orvisのyamame#3ロッドが曲がったまま。こちらに引き寄せようとグリップを起こすがびくともしない。流芯とはいっても細くて浅い流れなのでちょっと油断したか・・。引き合いになってしまい、グンッ!という引きとともにそいつは消えた。「くやしいいい!(涙)」いくぶん雨は小降りになっていた。川から上がり桧枝岐温泉の公衆浴場「燧の湯」に入って汗と疲れを流した。仕事からまるまる解放された2日間。村の中心部以外、ほとんど携帯電話も通じないのに後ろめたさを感じながらも「幸せだなあ・・。こんな幸せ一年に一回ぐらいあってもいいよなあ」と露天風呂のなかで一人声にする。疲れたけど幸せ。19:30キャンプ場に戻り、ビールとウィスキーで釣り談義に花を咲かせる。さすがに雨のおかげで羽蟻の大量発生は免れたようだ。ランタンの灯りを求めて何種類もの虫達が訪れた。ヒゲナガのアダルトがたくさん集まってきたが、ヒゲナガの飛翔は見られなかったしそれらしいライズもなかった。ヒゲナガに混じってメイフライも見れた。サイズにして8mmくらいのB・W・Oだ。舟岐川のイメージは合っていたのかもしれない。遅めの夕食を済ませて就寝。相変わらず雨は降っている。

ヒラタカゲロウ
ヒラタパターンでいただき

ヒゲナガトビケラ
ヒゲナガもキャンプサイトに