9月16日 置賜白川(山形県)釣行

 一ヶ月ぶりの釣行は先月に続き山形へ

よいよ禁漁間近です。先日の大鳥川釣行に気をよくしているスナフキンさんが、「また、大鳥川にいこうかなあ」なんて言い出した。福島もいよいよ今月で禁漁となりますが台風9号の影響はまだまだ残っているようで増水した川は未だに水の引ける気配はありません。「Ownerも連れてって♪」世間では3連休なのにスナフキンさんは土曜も仕事で月曜も仕事とのこと、さすがに大鳥川は遠いでしょう。「白川に行ってみない?」僕らの予定はいつも突然決まる。何の下調べも無く出発するのがいつものパターン。「何か用意するものある?」「酒だけあれば良いんじゃない」いったい何しに行くんだっての(^^;スナフキンさんが仕事を終えて、Ownerを迎えに来たのが7時頃、それからキャンプ道具を持ち出して車に積み込んだ。途中のSHOPで焚き火用の薪を購入しハイウェイに乗った。途中、安達太良Pで夕食をとり北上する飯坂ICを降り国道13号を米沢に向かった。襲う睡魔と闘いながら・・・。(もっとも、戦っていたのはスナフキンさんでOwnerは睡魔とすっかり仲良しになっていたのだが(^^;)いよいよ、白川ダムが見えてきた。どこを釣ろうか?全く考えてもいないのでこれから釣り場とテン場を探さなくてはならない。

焚き火
一番の楽しみは釣りよりも焚き火だったりする

ういえば十数年前スナフキンさんとこの川に来たことがあった。その時もたいした下調べも無く来て全く釣れなかった事を思い出した。あれは支流の広川原川だったと思う。「本流に行って見ない?」白川本流沿いに上流を目指すと結構な集落が道路を挟んで並んでおり到底テントを張るような場所は無くしばらく走ると川は葦の間に消えてしまっていた。「う〜ん、困ったなあ、やっぱり広川原川に行くか?」広川原川に車を走らせる。どうも十数年前とは勝手が違っている。どこから入渓したら良いか全く解らない。「昔はもっと簡単に入れたような気がするんだけどなあ?」とりあえず橋の上に車を停めてヘッドランプで川面を照らすと結構な流れが光って見えた。「あらら、結構水量あるんじゃねえ?」「まだ、台風の水が山に残ってんだよなあ・・」あちこち走り回って入渓場所を探すが結局は見つからず、とりあえずはテントを張って焚き火タイムにすることにした。すでに日付は変わって1時を回っている。結局、全ては明日目覚めてからということになったのであった。(^^;スナフキンさんにテントの設営を任せて、Ownerは焚き火の準備。何は無くても焚き火は欠かせないのだ。空には満天の星たちが、天の川の周りにきらめいている。天の川は全ての川の源流なんだ。全ての水はここから流れていくんだ・・。

時に寝たのだろうか多分3時は過ぎていただろう。朝、まだ薄暗い中スナフキンさんがテン場を片付けている音が聞こえてきた。「早起きだなあ・・・」また睡魔が・・・。まだ、朝霧が消えない時間に川に降りた。前に来たときはもっと上だった気がするのだが、ちょうど入り安そうな場所を見つけた。果たして魚はいるのだろうか・・・。橋の下のプールの吐き出しの少し浅くなった場所にフォームビートルを流した。小さなアタックがあったがフッキングはしなかった。もう一度流すとまたしても素早いアタックをするのだがフッキングはしない。3度のチェイスの後、その姿は見えなくなった。そのころ、対岸を歩いていたスナフキンさんが地面を指差しなにやら、叫んでいる。何事かと思えばその砂地にはまだ新しい足跡がくっきりと残っていた。もちろん釣り人の足跡ではない。紛れも無く熊の足跡だった。「げー!どうする?まだ新しいし・・・」「う〜ん、関係ないね!」精一杯の力を振り絞って釣行を続けることにした。

白川 熊の足跡 スナフキン
朝もやの中白川に入る 川原には真新しい熊の足跡が 笛吹けど踊らず

それにしても反応が無いので、この場所は諦めもう少し上流に移動した。昔、小学校があった辺りの少し下の橋から入渓した。相変わらず反応が無いが、左岸のちょっとした深みを狙っていたスナフキンさんが「あ〜!出た!くそ〜!▲×○■・・・・」出ると思わなかったので油断したらしい。「結構良い型だったのにい・・!」しばらくアタックも無かったのでよほど悔しかったのだろう。でも、魚が居るとなると話は違う。俄然元気が出てきた。

イワナ
まるまる太ったイワナ

流の右側に岸沿いにちょっと深くなった流れがあった。ちょうど良いポイントの上に木の枝がかかっており、プレゼンテーションを難しくしている。手前に強い流れがあるので右からのサイドキャストでは対応できないのでロッドティップだけをくるっとまわし左側に水平なループをつくりオーバーターンさせるとフライはポイントの手前に落ちた。もう一度左ループのトリックキャストからオーバーターンでフライを先に着水させるようにキャストする。うまい具合に左岸ぎりぎりにフライが着水した。フライがブッシュの下を流れたとき派手なライズが起こりロッドティップがグンと曲がった。割と良いサイズなのがすぐに解った。そいつは流れを下り始めた、すぐ落ち込みとなりその下は段々の激しい流れになっていて、そこに落ちられたら対応しようが無いので半ば強引に引き寄せた。ネットをだすとするりとかわして逃げてゆく。やっとのことでネットに入れるとまるまる太った綺麗なイワナだった25cmくらいだろうか、それにしてもよく太っているよく引く訳だ。午前中の釣果はこれ一尾。なんとも寂しい釣果だけれど秋の釣りは難しい。

りあえず川から上がり遅い朝食をとることにした。車を停めるスペースを求めながら上流に向かった。釣堀のあるところから川は東沢と西沢と左右に分かれる。とりあえず東沢側に車を走らせると早速、車が停まっている。フライマンのようだ。その上流にもまた車が・・。ずいぶん有名河川らしく県外ナンバーがたくさん停まっていた。フライマンも結構来ているようだ。朝早くからずいぶん車が通っていたがこうなっていた訳だ(^^;僕らは、朝食をとるのが目的だからちょっとしたスペースを求めて車を停めた。ストーブに火をつけて昼食を作り味噌汁を作り、ソーセージも焼いた。その間ひっきりなしに車が通っていく。ここの上流に去年間欠泉が出来たそうである。明らかに釣り人も多いのだがそれ以外の人たちも結構通って行く。きっと温泉に行くのだろう。食事をしていると一台の車が停まり、餌釣りらしいおじさんが降りてきていろいろ話しかけてきた。どうやら地元の人らしい「ここはとにかく人が多い」「特に県外の車が多いんだ」「川から入りやすいからなあ」「でもあまり釣れねえんだ」「30cm何てやつはいねえなあ」「ここは放流してねえからなあ」「俺はミミズ持ってきたんだけど、あんたら何餌なんだ?ああ、フライか」「この道を行くと昔は福島に出たんだけどいまは道つぶれて通れねえんだよ」「釣れたか?一匹だけ?あらら・・。」「来週は小国に行くんだ」「春は20匹くらい釣ったなあ、でも半分くらいは放してきたんだ20cm以下は釣っても放すんだ」・・・。誰が頼んだわけでもないのだけれどひとしきり熱弁を振るって上流に消えていった。「なんだったんだ・・・?」遅い朝食を済ませて僕らはさっき上がったところからまた入渓することにした。最初は入渓点も退渓点もわからなかった僕らもなんとなく川の様子が見えてきた。ここからは少しばかり淵や落ち込みが続く川に渓相が変わってきた。それらしい流れの肩からイワナがフライを咥えた。20cmくらいの可愛いイワナだった。分流の反対側の流れを釣っていたスナフキンさんは、「いやあ、ハヤばっかだ!」え、ハヤなんか居るのか?そんな流れじゃないんじゃない?それでもイワナはキャッチできたようだ。川はここから道からかなり離れてしまうようで帰路を考え、ここから退渓することにした。

イワナ 白川荘 白川荘のお風呂
こんなイワナも釣れちゃいました ダム近くの宿泊施設白川荘 眼下に白川の流れ

のすごい残暑の中、汗だくになった僕達は、白川ダム近くの温泉に入ってビショビショの下着を取り替えた。白川を眼下に見渡すこの温泉は正確には単純冷鉱泉というのだ。それでも芯から温まって汗と一緒に疲れも抜けていくようだった。すっきりしたところでまたしても睡魔と闘いながら帰路に着いた。(もちろんスナフキンさんだけ・・・・。僕は争いが嫌いなので(^^;)それにしても秋の釣りは難しい・・・。