5月22日 戸石川釣行

 いよいよ会津も本格シーズン開幕です。

河川標識
阿賀野川支流の戸石川は会津でもシーズンが早い里川でフライフィッシャーの人気も高い

「そ ろそろ、会津方面はどうかな?」弟にメールを入れた。春先の大雪と大雨で雪代が落ちずに水量も下がらずにいた会津地方だけれどもうそろそろ良いんじゃないかと思ったのだ。しばらくして弟からメールが届いた。「明日は戸石川に行く予定♪」やはり会津を予定していたらしい。すかさず「ヨロシク」と返信した。半年ぶりの会津釣行に心がはやるのだった。

朝5時に弟が迎えに来た。弟とも久しぶりの釣行、井出川以来だ。 戸石川近くのお店で年券を購入する。いつもこの店で入漁券を購入するのだが、この店のおばあちゃんは入漁券を買うといつも缶ジュースを御馳走してくれるので嬉しい。 「そこの冷蔵庫から好きなジュース取って良いからもってけ、ただし110円のやつな、それより高いのはだめだぞ(笑)」僕は温かい缶コーヒー、弟は冷たい缶コーヒーをいただいた。いつも思うのだがこれで儲けあるのかしらん?会津の人って本当に良い人だなあ。

フライフィッシャー
遠くから来るフィッシャーも多い。 良い釣りが出来ることを祈って

の側のスペースに車を停めると、そこには既に宇都宮ナンバーのキャンパーが停車中だった。おそらく釣り人だろう。橋の上から上流を眺めると遥か先でロッドを振るフライフィッシャーをを発見した。いつも僕らが入る場所は彼に先行されてしまったので僕らはここから下流を釣る事にした。こうなれば焦ることもないので、ゆっくりと身支度を整えて堤防を下流に向かった。足元を良く見ると美味しそうな蕨が顔を出している。釣りを終えて昼飯を食ったら蕨を摘んで帰ろう。弟が更に下流へ、僕は適当な場所から川に下りた。

戸石川
フラットで静かな流れ。沈んだ底石が作り出す微妙な流れを見逃さないことだ。

さな堰堤上の流れは長い瀬になっていて気づかない程の沈み石が点在するポイントだ。うっかりするとポイントにいるヤマメを蹴飛ばしかねないので慎重に静かに摺り足で進んだ。流れは中央の流心とそれを挟む右岸と左岸の3つの筋を作りそのどれもが好ポイントとなっておりそれぞれにフライを流して行く。6Xのティペットの先には先週の釣行時に巻いた#14の赤マダラカゲロウを結んだ。ちょうど瀬の3分の1程釣りあがった所で流心にフライを乗せると1メートル程流れたところでヤマメがヒット。

マイフェイバリットフライ
サイズこそ22,3センチだが、幅広の砲弾ヤマメは素晴らしいファイトを見せてくれた

タイミングも良くロッドを煽るとグンという抵抗があって「お、良い型・・・」と一瞬感じた。その瞬間、水面を割ってヤマメがジャンプ、「おお、ビックリ」更にもう一度ジャンプした。「すごい虹鱒みたい」久しぶりにジャンプするヤマメを釣った。今度は水中に沈むと流れを縦横無尽に走り回り底石の間に潜り込もうとする。今日は竹竿を使っていることもありそのファイトがとても心地よく手元に伝わってくる。底石から引き出し手元に寄せようとすると今度はヤマメらしくローリングを繰り返す。ネットに入れたヤマメは22、3センチだがとても幅広の魚体だった。ストマックを調べて見ると全てニンフでアダルトの姿は無い。それでもドライに反応するのだからこのまま釣り上がることにした。

フライフィシャー
今年初めての戸石川に弟もヤル気満々?

岸から細い流れが合流した所にライズを発見した、僕はフライの水分を取りドレッシングを施しなおすとライズの合った1メートル程上流にフライを落とした。一投目、フライは静かにポイントを流れきった。二投目、三投目も同じ用に流すが反応が無い。「あれ?消えたか?」四投目フライが同じように流れた時に、バシャっと言う音と水しぶきが上がりラインの先でヤマメが跳ねた。同サイズのヤマメだが相変わらず良く引く幅広ヤマメだ。

戸石川の砲弾ヤマメ
阿賀野川支流の戸石川は会津でもシーズンが早い里川でフライフィッシャーの人気も高い

僕はこの瀬でもう一尾追加し、中洲に腰を下ろし一息入れた。ベストに忍ばせたおにぎりを頬張っていると下流から弟が上がって来た。「どうだった?」と聞くと「下は水量が多くて歩くの大変だった、でもヤマメが釣れた。」との事、やはり引きの良い幅広ヤマメだったそうだ。この上のポイントは広いプールになっていて結構良い場所だ、弟に勧めて僕は後ろからその釣りを見ていた。どうも反応が無いようで、僕は左岸に近い淵尻に沈んだ石の周りにいるはずだからとポイントを教えたのだがやはり反応が無いらしい。おかしいそんなはず無いんだけど、ちょっと僕も釣ってみた。上記のポイントにフライが流れた時、魚が反転した。いないんだと思い込んでいた僕は一瞬の判断が遅れフライが宙に舞った。「ほら、いたじゃん。」その後も魚は出るのだがフッキングせず、どうやら僕らはこの場所のヤマメに嫌われてしまったようだ。

戸石川のイワナ
小さいけれど今日最初のイワナ。この川は斑点の小さなニッコウイワナの川

の後、僕は何尾かのヤマメを釣ってそれなりに満足したのだが、なぜかイワナが出ない。「イワナいないのかなあ」ブツブツ独り言を言いながら浅い瀬頭にフライを流すとフッキングしたのは20センチ強のイワナだった。いやあ、これで満足。僕は川から上がり堤防の上で弟の釣りを眺めていた。車に戻り昼飯のおにぎりを食べていると自転車のおじさん(失礼、おにいさん?)が声をかけてきた。「釣れたかい?」「そうですね釣れましたよ。」「何匹釣れた?」「僕はヤマメ8尾にイワナ1尾かな」「え、そんなに釣れたのか」どうやら釣り好きらしいおじさんはいつまでもここを離れようとしない。

地元の釣り好きおじさん
一頻り釣り談義に花を咲かせたおじさんは一人で納得して去って行った。

「でも、まだ水量が多くてあまり釣れねえんだよあと一週間かなあ・・・」ひとしきりそんな話をして「頑張って釣ってください」と一言残して自転車で去っていった。この後僕らは観音川に行ってみたがこちらは全くの反応無しで弟が一尾魚影を見ただけという惨めな結果になった。魚が居ないのか、釣り人が入ったばかりだったのか、小さな川だけに影響はすぐに出るからね。僕らはここを離れ帰り足で鶴沼川を釣って見ることにした。