7月17日 小樽川(山形県)釣行

 梅雨明け間近、山形の渓に。

小樽川
梅雨明け直前の小樽川。

島県は、雨明け前の大雨が毎日続いていて増水と濁りで釣りにはならない状況でした。週末からの3連休も雨の予報で県内は大雨洪水注意報が発令中でした。仕方がないので3連休は釣りを休むしかないなと思っていたのだけれど、たまたま隣県の天気予報を見ていたら山形方面は晴れ模様らしく、急遽、夜中に山形県に向けて出発することになったのでした。家を出たのが10時半、磐越道を会津若松ICで降りて喜多方方面へ走ります。熱塩加納を経て大峠道路道を一路米沢方面へ向かった、目的地は国道121号沿いの『道の駅田沢』。ここで朝を迎えて入渓するのがこの付近の釣りのいつものパターンです。

夜1時半頃現地に到着、途中コンビニで買い込んだ缶ビールを空けて今日の釣りに思いを馳せ仮眠をとったのでした。殆ど寝たかどうかも分からない時間に、数人の声や車のドアの音が賑やかで目を覚ましました。どうやら数人の釣り人か登山者がその準備をしているらしくうるさい事この上ありません。時計を見るとまだ4時を回ったばかり、まだ2時間ぐらいしか寝ていないじゃないか。まあここで暴れるわけにもいかないし、折角早起きしたことだしこのまま少し上流に移動して入渓することにしましょう。

だ朝もやの中、モノトーンの風景がさらに眠気を誘ういます。しかし、ここで寝てしまっては元も子もないので、眠い目をこすりながら軽い朝食を済ませタックルの準備を終えると早速、川に向かいました。川原の葦がかなりの範囲で倒れていて、最近大水が出たことをはっきりと教えてくれています、果たして魚は居るのだろうか少々不安もあるけれど、まあやってみなければわからない。川原には小さな動物の足跡はあるものの人間の足跡も熊の足跡も残ってはいない、魚さえいればグッドチャンスかもしれないね。

日は、新しく入手したフロータント『Floartstick-2』の性能チェックとTwitterでちょっと話題になったアントの釣り方を実践で評価する目的もあるのです。ただ釣るだけでなく何か課題を持っての釣りも楽しいものです。普段、アントパターンで釣り上がるなどという事は滅多にありません。僕の場合、アントパターンでの釣りはウェットフライとしての位置づけが強く、サイドクロスからダウンクロスの釣りが普通なのですが、今日はアントパターン一本で叩き上がりの釣りに挑戦します。使用するアントパターンは浮力の補完にスルーウイングを付けたフライングアントを使用します。さあ、フライ全体にフロータントを塗りこみ、釣り開始です。

小樽川
朝もやの中手前の小さなポイントでイワナガ次々と姿を見せた。

樽川は連日の大雨のためか若干の増水と白くうっすらと濁りが入っていて餌釣りなら絶好の?釣り日和りです。この川はヤマメも居ますがどちらかと言えば岩魚の川です。どうやら大場所では反応が無いので小さなポイントのチェックも必要なようです。落ち込みの手前の小さなポイントが集まるエリアの小さなポイントにフライを落とすと20cm強のイワナがヒットしました。とりあえず魚が居ることは確認できたので一安心です。続けて周りのポイントにもフライを打ち込んでいくとこれがビックリ、イワナが次々と顔を出します。

小樽川のイワナ最初のイワナは20cmほど朝靄と同じ色をしている。

10メートル四方程の場所でバラシ3匹、ヒット5匹と言う驚きの釣果です。こりゃあ、『イワナパラダイス』間違いない(笑)

れにしても、今日のフライングアントは極めて浮きが良くちょっとビックリそして関心であります。その後も時折小さなヤマメ交じりでイワナは釣れ続け、イワナパラダイスを満喫しました。時間とともに水温も上昇すると、段々とイワナも散らばって大場所からも顔を出すようになって来ました。流心周りの沈み石から出たイワナのパワーは強く、フライを咥えると一気に上流に走りラインのテンションがかかると水面から1メートルほどもジャンプし、流心を縦横無尽に走り回った。お前は虹鱒か?

小樽川のイワナ
白い川の色に染まった白いイワナ

このイワナは、28センチほどのイワナで今回一番のサイズでした。もう一匹のイワナは2連続ジャンプを披露してくれるなど本当にビックリ、永い事釣りしているけれどジャンプするイワナなどそうそう見たことはありませんから。

の後もイワナは釣れ続け、結局は二十数尾をリリースしましたが、それにも増して果敢にアタックして来たのは当歳魚のヤマメです。フライが小さいこともあり瀬を中心に流すと出てほしい尺ヤマメには程遠い尺足らずヤマメが次から次へとチェイスしてくるのには参ります。

【フライングアントを咥えたイワナ。雨後のアリンコフライの力は強力(^^)v】

残念ながらヤマメはイマイチだったけどそれなりに満足した一日でした。

小樽川のイワナ
アベレージサイズのイワナ、次々と釣れ続けました。

て、フロータントの評価ですが、#17のフライングアントを叩き上がりの釣りでも不安無く使えた事とその浮力にはビックリしました。普通は水分ををとってドレッシングをし直しての繰り返しになりますが、このフロータントは一旦ドレッシングを施すと、かなりの時間そのままで釣り上がれました。今日1日このフライングアントのフライ一本だけでで釣り終えたことがそれを証明してくれるでしょう。もちろん僕のフライの素性が一番なのですが(爆)。

小野川温泉尼湯
小野川温泉の尼湯(公衆浴場)は200円で入れます。湯温は46℃、熱いです(^^;

最後にCDCをアンダーウイングに使ったカディスフライに使ってみましたが、やはりCDCには注意が必要です。CDCに使う場合はほんのちょっと塗れたか塗れないか位が適量です。ちょっと塗りすぎるとファイバーがくっついて逆効果になります。特にこれからの熱い夏は液体が溶け易いので出て来る量も自然と多くなってしまうので注意が必要です朝5時から4時間程のパラダイスを満喫し、ホタルで有名な小野川温泉まで足を伸ばし『尼湯』に入って汗を流して本日の釣り旅は終了です。何と湯温は46℃、熱いのなんのって溜まりに溜まった日頃の毒がデトックスされただろうか(笑)

草木塔
珍しい草木塔。自然を崇拝する人々の願いがそこにある。

談ですがここ置賜地方には『草木塔(そうもくとう)』と呼ばれる珍しい石碑が数多く点在します。古来より草木にもそれぞれ霊魂がやどっているとの考えから、その草木から得られる恩恵に感謝し、伐り倒した草木の魂を供養する心が、草木塔を建てさせたものと言われています。こんな散策が出来るのも遠征の楽しみですね。