Field Reports

明日の楽しい釣りのために、今日の記録を残しておこう。

■6月4日 戸石川・野尻川釣行

久しぶりに遠方の友人と会津で遊んだ

国から一時帰国した埼玉県の友人から6月の2日、3日と釣りに来るよと連絡があった。

焚火
久しぶりの日本の渓魚はどうだい。日本の素晴らしさは離れてみれば良くわかるだろうが、彼のいない間に日本の自然は変わってしまった。

さすがに平日、しかも両日とも会議が入っていたので一緒に釣りに行くのは無理だったのだが、「土曜日の朝帰れば良いので、夜でも来れませんか」と言う誘いに金曜の午前中の会議を終えて合流した。去年会ったのは彼が帰国した11月ぐらいだったろうか本当に久しぶりだ。現地のコンビニで2時過ぎに待ち合わせた。会議を終えて直行した僕はスーツから遊び着に着替え、コンビニ弁当で昼食を済ませて早速釣りモードに入ると、先週良い思いをした戸石川に向かった。

人は午前中、戸石川と観音川を釣ったがどうもイマイチだったとの事だった。「そんなはずはないなあ」と言いながら川に入ってみたが確かに渋い、と言うよりは明らかに魚が怯えている。ライズをしていてもフライラインが宙を飛ぶだけでパッタリとライズが止まる。午前中、彼が釣ったばかりだから仕方が無いがそれにしても釣れない。友はそれでも3尾くらいは釣ったらしいのでまあ良しとしよう(笑)。

焚火
水量は幾分多いが、ほかの河川と比べれば雲泥の差。ヤマメはいるのだろうか。

りの方は早々に切り上げて、実は一番の目的である焚き火とお酒がセットされた野宿に向かうことにした。午前中彼が釣りをした観音川の近くで焚き火を囲んでの野宴となった。相変わらず僕らは焚火が大好きなんだ。【釣りよりはこちらのほうが目的だったりする(笑)】友は「明日は朝4時頃に出発します。子供の運動会の場所取りしなくちゃ」って言う、「おいおい、埼玉まで帰るんだろ大丈夫か」角瓶が空になる頃、眠りについたが、僕が目覚めるとすでに彼は既に出発した後だった。よくもまあ起きれたものだ(笑)。その後、彼からメールが届いた「無事、場所取り完了!」って、あいつは凄い奴だ、只者ではない。きっと運動会中、寝ていたに違いないな(笑)

観音川のイワナ
水量は幾分多いが、ほかの河川と比べれば雲泥の差。ヤマメはいるのだろうか。

て早々と目覚めた僕の目の前には、観音川の流れがあるわけだからここで釣りをしないわけにもいかないので、二日酔いの頭を叩きながら川に向かった。3尾ほどのイワナをバラシ、やっと一尾キャッチ出来た。今年はどうもバーブレスフックとの相性が悪く、まあ良くバラす。特にこの川のような小さな流れはテンションをかけ続けることが難しくバラす可能性も多くなるなあ。フライを替えてやっとキャッチしたのだった。【フックを替えてやっとキャッチしたイワナ】それにしてもどうも、調子が出ないので戸石川に移動した。昨日の今日で難しいかもしれないが僕の腕をもってすれば何とかなるだろうと思った(爆)。

戸石川のヤマメ
先週、僕がバラして昨日は友人がバラしたヤマメ。本日僕がキャッチしました。

ところがどっこい、本当に難しかった。昨日同様フライラインが宙を舞うだけでライズが止まり釣りにならない。やっとの事で釣ったのは、昨日友人がバラしたヤマメ。このポイントのヤマメ、実は先週僕もバラしていたのだ、まあこれでリベンジが出来たので戸石川の釣りは良いとしよう。

れにしても、まだ9時半。川から上がったもののこれからどうしたものか、家に帰るにはまだ早いし、峠を越えて昭和村に出てみる事にした。昭和村を流れる野尻川は何年か前に釣ったことがあるが、小さなヤマメを何匹か釣っただけであまり良い思い出が無い。実際どの辺が良い釣り場なのかもわかっていないのだけど、まあ何とかなるでしょう。峠を下り集落に出ると入漁券の案内がでている。通りの民宿『松屋さん』で日釣り券を購入した。「どの辺が良いんですかね?」とおばさんに聞いてみたが「結構人は来てるんだよ、昨日は多かったなあ」とトンチンカンの会話になった。(笑)「これ飲んで頑張って」と栄養ドリンクをいただいた。「ありがとうございます頑張ります」と言って店を出た。戸石川の近くのおばあちゃんは日釣り券を買うと缶コーヒーをくれるし、会津のおばさんたちはとても親切なのだが日釣り券売ってドリンクサービスしてたら売り上げ大丈夫なのか知らん?まあ、人の心配はさておいて一体どの辺を釣ったら良いのだろうか、とりあえず入漁券を売ってるのだからこの辺りには居るのだろう。

を停めて川に向かった。ここは野尻川の上流部なので川はそれほど大きくは何く両岸護岸の川であまり釣り欲をそそるような川では無い。堤防の上から魚を探しながら下流に移動して行くがこの辺りは滑底で魚影は見えない、しばらく下ると石が入った川底になって、少し大きな石の裏側で浮いたり沈んだりするイワナを発見した。「お、いるじゃないか。」現金なもので魚の姿を確認したら急に元気が出てきた。少し下流の小堰堤から川に降りて先ほどのポイントに着いた。そこには少し大きな石が水面から顔を出している。その石の両側に細い流れが出来ていて石の裏側で合流し小さな深みが出来ている。先ほど護岸の上から見たときイワナはここで遊んでいた。今はイワナの姿は見えないが間違いなくそこに入っているはず。ところが静かに下流からフライを入れたが全く反応が無い。僕の予想ではゆっくり出て来てフライを咥えるはずだったのに何処に行ってしまったのだ?

野尻川のイワナ
数度のバラシの後、やっとキャッチした野尻川のイワナ。

ばらく釣りあがって行くが反応も無く、僕の嫌いな滑底のエリアになった。スリットに入っているかと思いフライを流すが反応は無い。流れ込みの小さな石裏にフライを落とした時、やっと反応があってフライを咥えたそいつはグングンと頭を振った。「おお、なんだずいぶん引くぞ」かなりの引きだったが突然軽くなりフライが宙に舞った。「あ〜あ」やはりバーブレスフックのフライが不調だ、その後すぐ同じくらいのサイズをかけたがこれも良く引くがヤッパリ、バラシた。本当に良くない。もう我慢ならんのでバーブのあるフライに替えて釣る。やはり小さな石の裏から出たイワナは川を走り回り葦の根元に逃げ込んだが今度はバーブ付きのフックなので逃がすことは無い、ついに野尻川のイワナをネットに入れた。やっとの事でネットに入ったイワナはとても元気が良かった。ここのイワナは小さな石裏のピンポイントに着いていて、流れのいかにも餌を捕りやすそうなところには居なかった。石周り30cmほどのピンスポットがポイントだった。それが判れば後はこちらのペースで釣りが出来た。

野尻川のヤマメ
尾びれの上が欠けている。養殖場での傷かはたまた鳥か何かにやられたものなのか。

さなイワナが瀬の中の石の脇から釣れた、その同じ場所でヤマメが釣れた。尾びれの上が欠けたかわいそうなヤマメだった。養殖場での傷なのかそれとも鳥にでもやられたのか?同じ場所のちょっと上流でフライを加えたチビイワナ、いやチビヤマメ、いや「あれっ?」まさか、そのまさかのヤマナだった。ヤマメとイワナの交雑種であり背中の虫食い紋様が鯖に似ていることからカワサバとも言われている。養魚場で発生する事が多く、ここの魚も養殖魚だと言う事か。

野尻川のヤマナ
ヤマメとイワナの交雑種「ヤマナ」久しぶりに釣った。

去年いわき市の某河川でも釣ったことがあるので最近は珍しくなくなってきているのかも知れない。魚は居るようで放流したてのイワナが中心のようだ、そろそろ昼時なので川から上がった。

くにあった蕎麦屋さんで昼食にした。「ウェーダーを履いたままでごめんなさい。」と言うと「どうぞどうぞ」と気持ち良く通してくれた。ラーメンを食べたいと思っていたのだがやはり会津に来ると蕎麦が食べたくなる。

蕎麦
会津に来ればやはり蕎麦が一番だね

結局、地粉を使った蕎麦をいただいた。ちょっと太めだけど一番粉を使った白い蕎麦、なかなか美味しかったです。蕎麦湯はお椀に入って出て来ます。そばつゆに蕎麦湯を注すではなく、蕎麦湯にそばつゆを注して飲むって事らしい。 また訪れた時には頂くことにしよう。

食を済ませ、歩いて下流に下った。川の護岸の土手沿いに歩いていると川を覗いているおじいさんが居た。

野尻川のイワナ
観客の前で見事にキャッチしたイワナ。ちょっとホッとした感。

「こんにちは」と挨拶をして通り過ぎその少し下流の堰堤から川に入った。ここは少し広いプールになっていて、堰堤の尻の反対側の岸沿いで小さなイワナがライズをしていたが僕が堰堤を下るのを察して姿を消した。少し目を凝らすとプールの中央付近にいたイワナを発見してラインを伸ばしたがラインの影に驚いたのか岸の葦の根元に逃げ込んでしまった。ちょっと、時間を置いて逃げ込んだ辺りの岸沿いにフライを流してやるとパシャっと飛沫が上がったがフッキングしなかった。

野尻川の
イワナ数は少なくない。フライを落とすポイントさえ違わなければ良い釣りが出来るはず。

流れ込みを狙おうと前に進むと護岸の土手の上にさっきのおじいさんがこちらを見ている。軽く会釈をしてポイント狙える位置にスタンスを取った。なんだか先週のパターンに似てないか、小心者なんだから緊張するっての。流れ込みは護岸と少し大きな石の間にちょうど良い流れを作っている。一投目は風に煽られて石の上に乗った。二投目は狙い通り流れが絞られる上流に入り、流れに乗って開きになる所でイワナがヒット。おお、これも良く走る力強いイワナ25cm程の立派なイワナだった。それよりも何よりもおじいさんの前で釣ることが出来て良かった。今日もまた責任を果たした感だ。「上手だね」と誉められ、「ありがとうございます」とお辞儀をしてイワナを流れに戻した。その後もイワナは順調に釣れてくれ、楽しい釣りになった。成魚放流なのだと思うが数はずいぶん入っているようだ。

亀の湯
八町温泉亀の湯。今まで気付かなかったが入湯料100円の激安温泉。

りを終えて帰りは只見川に出た。途中、野尻川沿いの八町温泉に共同浴場を発見した。昔からある浴場なのだが今まで全く気づかなかった。珍しい炭酸泉でのむとわずかに炭酸の感じがする。入浴料100円と激安。しかも混浴♪残念ながら地元のおじいさんしか入ってなかったけどね。下の写真の左のパイプが亀の湯の源泉。右が川の反対側の玉梨温泉からの引き湯です。亀の湯の源泉のほうが炭酸成分が強い感じ。

亀の湯
亀の湯の源泉もちろん掛け流しです。

炭酸臭と金属臭がする珍しい温泉。お湯はとても良い感じ。土曜日朝早くから子供の運動会だと言うのにわざわざ遠くから来てくれた友、口には出さなかったけど多分、元気付けに来てくれたんだと思う。ありがとう。今年の11月の帰国待ってるよ。また焚き火しようぜ♪