Tips & Contrivances

魚と戯れるための様々なテクニックと小技がある

■フライフックを考える 

▼フックサイズ

右の図は、イギリスのフックサイズの表です。アイを除いたシャンクの長さでフックのサイズが決まっています。ドライフィッシングでよく使う#16や#14のサイズから大きな物はストリーマー用の#3、#1のフックサイズまであります。もちろんもっと大きなサイズもすごく小さなサイズもありますから、その時々のカゲロウたちにマッチしたサイズを選択してください。下の図で説明しますがその時のフライパーターンや対象魚種、対象魚のサイズ、使用するマテリアルなどによってシャンクの長さだけではなく太さやゲイプの広さなど微妙にフックサイズを変更するのが理想でしょう。実際私も昔はかなり神経質にフックサイズを選択していたものですが今は面倒くさいというのもあってそれほど神経質にはなっていません。ただ、水面上でのフライのシルエットやスタンスなんかを語る人には避けて通れない話です。 私の釣りの経験上でも、フライの色や形よりも明らかにサイズがマッチして釣れたという場合が結構多いことも事実です。

▼フックの太さとゲイプの広さ
先に述べたシャンクの太さとゲイプの広さについてもう少し考えてみようと思います。左の図に示したフックは全てフックサイズ#8のフックです。「長さが違うだろう」って・・・。たしかに長さは違うけど全部#8のサイズなのです。

それでは、同じ#8のフックをどんな風に区別するのでしょうか?。1番シャンクの長いフックを現すのには#8−8XL(エックスロング)と言い、 逆に一番短いフックを#8−5XS(エックスショート)と言う風に現します。標準サイズに比べてシャンクの長い物をロングシャンク、短いものをショートシャンクと呼びます。これらは、全て同じ#8サイズですが実際に同じなのはゲイプの広さだけです。あくまでも同じ幅のゲイプに注目してシャンクの長さを現す単位のことなのです。それでは、ここで逆にシャンクの長さに注目してみましょう。#8のスタンダードフックのシャンクの長さは11/16です。上の図をもう一度参照してください。左の図は上の図と同じ比率ですので、たとえば#8−7XLのシャンクは#1のスタンダードフックのシャンクサイズと同じだと言うことになります。これは、逆に言うと#1フックでシャンクの細い、ゲイプの狭いフックが#8−7XLだということになります。フライをタイイングする場合シャンクの長さに注目するのが一般的でしょうから、#1サイズで軽いフライをまきたい場合やマテリアルの少ないシルエット重視のフライを作りたい時などは#8−7XLを使えば良いということになります。逆に#13でゲイプの広いフライを作りたいなら#8−5XSを選択すれば良いことになります。この場合当シャンクは#13の標準サイズに比べて太くなるということも忘れてはいけません。