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■フライラインを知ろう 

フライラインにはその使用目的によって色々な種類があります。現在はAFTMA(American Fishing Tackle Manufacturers Associatio)=全米釣具製造組合によって規格が統一され、世界共通規格となっています。メーカーにより多少の差は有るものの基本的にはAFTMA規格が用いられているため、ロッド、リールなどとバランスタックルが選択しやすくなっているのです。

さて、そのフライラインの規格は★ライン形状、★ライン重量、★ラインの比重(シンクレート)による分類をしています。ここではそれらの規格についてお話します。

★ライン形状

ラインの形状にはレベルライン、ダブルテーパーライン、ウェイトフォワードライン、シューティングテーパーラインなど色々な種類のラインがありそれぞれL,DT、WF、STなどの記号で表示されます。代表的なラインについて解説します。


レベルライン(L)

レベルライン

テーパーの無いラインです。昔は後述するシューティングテーパーライン(シューティングヘッド)に結びランニングラインとして使用することも多かったが、現在ではモノフィララインに取って代わられ使用される機会が少ないかもしれません」。

ダブルテーパーライン(DT)

ダブルテーパー

現在、低番手のラインのほとんどはこのDTラインが使わていると思います。このラインは重量が最後まで一定のため長いラインを出しても扱いやすい(力を先端まで伝えやすい)という特徴があります。また、両端が同じ形状なので片側が磨り減ったら逆に結び替えて使うことができ非常に経済的なラインです。最初から半分に切って使っている人もいるようです。

 

ウェイトフォワードテーパーライン(WF)

ウェイトフォワード

ラインの先端部だけに重量が集中し太くなっているラインです。そのため大変遠投しやすく高番手のロッドにはWFラインが使われることが多くなっています。

 

 

 

シューティングテーパーライン(ST)

シューティングヘッドWFラインのヘッド部分だけを切り取ったような形で20lb程度のモノフィララインをランニングラインとして接続し遠投用として使用する。WFラインと比べてもかなりの遠投能力があるためダブルハンドロッドなど高番手でロングキャストを求められるときに使用します。

 

 

バスバグテーパーライン(BBT)

バスバグテーパー

その昔、デイブ・フィットロック氏がフライでのバス釣りように考案したテーパーで通常のWFラインよりヘッド部が短く出来ている。大きなバス用のフライを遠投するため考案された。ソルトウォータで使用されるソルトウォーターテーパーラインも基本的には同じです。

★ライン重量

ラインの重量は前述したAFTMA規格で#1〜#21位まであり(Ownerの知る限り)番号の大きいものほど重くなるようになっています。この重さ(性格には質量という言い方をします)は、フライラインの先端部から30フィート(約9m)までの重さをグレイン(1グレイン≒0.648グラム)という単位で表している。#5とか、#7とかいう呼び方は正式には(140グレインのラインとか185グレインのライン)とか言うのが正確なのですね(笑)それでは下表にライン重量を表しましたので参考にしてください。

ライン重量換算表(AFTMA規格)
AFTMA規格(番) 重さ(グレイン) 重さ(グラム) 許容差(グレイン)
#1 60 3.9 ±6
#2 80 5.2
#3 100 6.5
#4 120 7.8
#5 140 9.1
#6 160 10.4 ±8
#7 185 12.0
#8 210 13.6
#9 240 15.6 ±10
#10 280 18.1
#11 330 21.4 ±12
#12 380 24.6

★ラインの比重(シンクレート)

それぞれのラインにはその比重によってフローティングライン、インターミディエイトライン、シンキングラインなどと区別されます。比重によってそれぞれのラインの沈下速度(正確には一秒間に沈む深さ)をシンクレートと言います。それぞれのシンクレートの比較表を参考にしてください。もちろんメーカーによっても代わりますのでパッケージなどで確認してください。

シンクレート比較表 (AFTMA規格)
表示 名称 シンクレート
F フローティング 水面に浮く
I インターミディエイト ほぼ比重ゼロ水面から少し沈む程度
F/S シンクティップ 先端10フィートだけ沈む
S1 シンキング タイプ1 約1.5インチ/秒で沈む
S2 タイプ2 約2.5インチ/秒で沈む
S3 タイプ3 約3.5インチ/秒で沈む
S4 タイプ4 約4.5インチ/秒で沈む
S5 タイプ5 約5.5インチ/秒で沈む
S6 タイプ6 約6.5インチ/秒で沈む

★ライン表記

さて、ラインの表記方法は上記の規格を踏まえ以下のように記されます。

(例)

DT−3−F(ダブルテーパーで#3のフローティングライン)

WF−8−S3(ウェイトフォワードで#8のシンキングラインでタイプ3)