ドロッパーシステムを覚えよう

 ドロッパーシステムとは

ドロッパーシステムというシステムは、通常のリーダーに枝針を1本~2本ぐらい結んだものでウェットフライの釣りによく使われます。ここではドロッパーシステムのリーダーの結び方を紹介します。

 ドロッパーシステムのメリット

リードフライ(リーダーの先端に結ぶフライ)とドロッパーフライ(ドロッパー用ティペットに結ぶフライ)を結んだリーダは平面的にとらえれば二つのレーンを同時に流せるメリットしかありませんが、垂直方向を考えれば同時に二つの層(水深)を探ることができるというメリットがあります。 リードフライとドロッパーに結ぶフライサイズ又はボリュームを変えたり、カラーを変えたり、片方だけウェイトを付けたりとさまざまリエーションが選択できるのもドロッパーを使った釣りの大きなメリットです。

 ドロッパーシステムのティペットについて

ドロッパー用のティペットの一番重要なことはリーダーに絡まないと言うことです、ティペットを結ぶ際はティペットの太さと長さに注意しましょう。一般的な渓流で釣ることを考えれば、太さが4X~3Xくらい、長さは10cm~15cmくらいで良いでしょう。ドロッパーとリードフライの間隔も大切です、対象魚のサイズより間隔が短いと両方のフライが掛って地ペットを切られてしまう事もありますので最低でも対象となる魚の全長より長くすることがお薦めです

 ドロッパーシステムの結び方

ドロッパーシステムの結び方には何種類かありますがここではブラッドノットループとダブルウインドノットを紹介します。大型のフライ用にT-ノットも紹介しておきます。

 ブラッドノットループ

    ドロッパーループと言えば多くのフライマンが一番先に思いつくのがこのブラッドノットループでしょう。ブラッドノットループは本線となるリーダーの好きなところにループを作り、そのループにティペットを結ぶ方法です。本線のループと枝スはloop to Loopで結びます。枝スの交換が簡単に出来るので経済的なノットです。

  1. 本線のドロッパーを付ける位置に輪を作る
  2. 交差した本線の下側を手前側から内側に向けて巻いていく。
  3. 本線を捩じって出来た輪に最初に作った輪のラインを通して締めこんで出来上がり
  4. 出来たブラッドノットループにループトウループでティペットを結ぶ

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ブラッドノットループ

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 ブラッドノットループ改

    ブラッドノットループは本線のループに直接ティペットを結ぶため、枝スのティペットが本線に絡みやすいと言う欠点もあります。その欠点を補うためにt-knotと併用してみました。枝スの部分のサージャンズループの巻き数が多いほどティペットが絡みにくくなります

  1. 本線のドロッパーを付ける位置になるべく小さなサージャンズループを作る
  2. 前述のブラッドノットループと同様に本線を捩じって出来た輪にサージャンズループを通す。
  3. サージャンズループの根元をブラッドノットループで締めこんで出来上がり
  4. 出来たブラッドノットループにループトウループでティペットを結ぶ

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ブラッドノットループ改

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 T-ノット

    前述のブラッドノットループ改で使用したT-Knotを紹介します。小渓流の釣りには少々ゴツ過ぎる感が否めませんが、大場所での大物狙いには良いかも入れません。基本はイントルーダーループ同様にフライのアイに通したらフックをくぐらせて取り付けます。もう少し小型のフライを結ぶのであればループの付け根でループをカットして一本のリーダーにしてフライを結ぶ事も可能です。

  1. 本線のドロッパーを付ける位置にドロッパーリーダーの長さ分のサージャンズループを作る
  2. 前述のブラッドノットループと同様に本線を捩じって出来た輪にサージャンズループを通す。
  3. サージャンズループの根元をブラッドノットループで締めこんで出来上がり
  4. 出来たブラッドノットループをフライのアイに通し、ループにフックをくぐらせてフライを結ぶ

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T-Knot

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 ダブルウインドノット

    ダブルウインドノットはサージャンズノットでドロッパーリーダーを作ります。結び方が簡単なのと、常にティペットがリーダーの上側を向いて結ばれることからドロッパーが絡みにくいと言う利点があります。但しドロッパーを交換して枝スが短くなると本線もカットして縛り直す必要があるので余り経済的とは言えませんが実は奥の手が有るので使いやすいしお薦めです。奥の手は、本線のリーダーが消耗して来た時には本線の短くなったリーダー分ドロッパー用のティペット長くして結ぶ事でドロッパーとリードフライ両方結んで使えるので経済的です。Owner的にはこれが一番お薦め(笑)但しこのままではドロッパーの結び目が若干強度不足になるので、枝スを結び目の上に巻くことで補強してやるのが良いでしょう。

  1. ドロッパーの枝ス用のティペットを準備したら本線にトリプルサージャンズノットでドロッパー用の枝スを結ぶだけ。
  2. 余分なティペットをカットして完成。超簡単!!

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T-Knot

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 ドロッパーフライの結び方

ウェットフライが流れる場合ティペットに普通に結ばれた場合、ほとんどノーアクションで下流まで流れきってしまいます、真直ぐにリーダーが伸びきった状態を想像すると理解しやすいと思いますがフライはヘッドを上流に向けてほとんど水の抵抗を受けずに定位することになります。これはドロッパーにおいても同じことで着水したフライはすぐに水の抵抗を受けないように上流を向いてしまい、ノーアクションのフライが流れていくことになる訳です。それならば、フライの横に水流を受けるようにしたらどうでしょうか。きっとなまめかしいバイブレーションを起こしながら魚の鼻先を流れていくことでしょう。それを黙って見ている魚はいません(本当かどうかは分かりませんけど(^^;))そのための特殊な結び方があります。リッフルヒッチといいます。